木鉢会 美味しい蕎麦をお探しの方へ

食べ歩きブログ

第二回築地・さらしなの里

初めまして!
今回から、木鉢会に加入されているお蕎麦屋さんを巡り、お店の特徴やイチオシをご案内させて頂く、講談師の一龍斎貞鏡と申します。
講談は落語と同じ伝統話芸で、講談のお話しの中にもお蕎麦屋さんやお蕎麦を食べる場面も出て参りますし、私自身もお蕎麦が大好きなので、これからどんなお店と出会えるか、とても楽しみです(*^^*)



今回伺ったのが、築地・さらしなの里。
日比谷線築地駅から徒歩1分という立地の良さ。お店に入って先ず最初に驚いたのが、女性のお客様の多さ、お一人様が多い。

それもそのはず、食材は全て国産なんだそうで。女性はここを気にされる方多いですよね。私もその一人です。働く女性はどうしても外食が増えてしまうこともしばしば。

しかし、原材料が何処のものか分からないものであったり添加物まみれの物を食べるていると、必ず肌や髪に出てきますからね。(私の見解ですが)そこへ行くと、国産というのは嬉しい!


そして女性にもウケるポイント2つ目は、メニューの豊富さ!
お蕎麦屋さんというと、お蕎麦のメニューに使う具材で作る、焼き海苔や板わさ、蕎麦味噌等、お酒に合ってあまりお腹にたまらないちょっとした気の利いたおつまみのメニューと蕎麦メニューだけ、と思いきや、この量!

蕎麦屋では、軽くクイクイっと呑んで蕎麦を頂いて30分ぐらいでちゃっちゃと気持ちよく帰るイメージだけど、こんなにラインナップがあるなんて…♡私のような飲ん兵衛は何時間でも楽しめちゃうわよ。

この日お酒は、新潟市の淡麗辛口、『鶴の友』を常温で頂きました。


そしてもう一献、お勧めしてくださったのが…何と…ワイン!!

「え、蕎麦にワイン(´・ω・`)?」と思いましたが、

これがまたお料理に合うのなんの!
聞くところによると、このルバイヤート甲州シュール・リーという2回言ったら舌かみそうな名前のワインは山梨県の勝沼産。
国産なので、だしや天ぷらによく合うのだそうで。


頂いたお料理は、穴子の天ぷら。

肉厚で衣がさっくさく!
ワインによく合います。そして、ふわふわの卵焼き。

かけ蕎麦用のおつゆと砂糖と味醂で味付けされているのだそうですが…いやん、御酒にもワインにもよーく合う。
止まらない・・・。


そして肝心のお蕎麦は、三重県桑名産のしじみを使ったしじみ蕎麦と、三色蕎麦を頂きました。

「え?これ、しじみ?ハマグリじゃない?」と間違えるほどの大きなしじみ!
しじみの出汁がよく出てて、極上のお蕎麦です。
三色蕎麦は、更科蕎麦、二八そば、そしてこの季節は栗蕎麦でした。
とても香り高く、蕎麦のおつゆは濃・辛。うん、これぞ江戸の味ですね。
幸せだぁ。

こちらのさらしなの里ではなんと15年も続く落語会も開催しているのだそうで。 落語をお聴き頂き、その後にお蕎麦を召し上がるという乙な会、女性お一人様でも大歓迎ですので是非行かれてみて下さいね(*^^*)



写真:ご主人と記念撮影



■一龍斎貞鏡 プロフィール

父が八代目一龍齋貞山、祖父が七代目一龍齋貞山、義理の祖父が神田伯龍であり、世襲制ではない講談界に於いて初の三代続いての講談師。
平成23年より神保町らくごカフェに於いて勉強会「一龍斎貞鏡の会」を始める。
平成25年より日暮里サニーホールコンサートサロンに於いて、自主興行の独演会『本日の提供は貞鏡でございます〜土地に纏わる講談を読む会〜』を定期的に開催中。
講談協会定席の他、学校寄席、地域寄席、仏教講談、講談バスツアー、司会など、講談の可能性を生かして様々な方面で活躍中。
http://www.teikyo-ichiryusai.jp/

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